最近、足が痺れたり痛みを感じていませんか?

 

 新型コロナの影響で在宅ワークが広がり、現在も引き続き自宅勤務

されている方も少なくないようです。

そんな中、毎月記事を書かせていただいている機関誌コラムの読者様

から「在宅勤務が増えたことで坐骨神経痛になってしまった」と

お悩みの声が届きました。

 

 会社の椅子や机は、長時間のデスクワークにおいても身体の負担を

出来るだけ減らすことができるように設計されていますが、自宅で

使用しているものはそうでないことが多いために、在宅ワークを期に

不調を抱える方が増えています。

 

みなさまはいかがでしょうか?

 

 

 

 

◾️坐骨神経痛の原因は?

 

 坐骨神経痛は、腰部の異常が神経を刺激したり圧迫することにより、

脚の痺れや痛みなどが起こるもので、ひどくなると歩くことが困難に

なることもあり、若い方でも患う方がいらっしゃいます。

 それぞれに原因となる疾患があることが多く、若い方では腰椎椎間板

ヘルニア、高齢になると腰部脊柱管狭窄症などが挙げられます(参考:

痛みの情報サイト「疼痛.jp」)。

 

 また、過度な運動長時間のデスクワークによる運動不足が引き金に

なることも。身体を鍛えている方も、お尻の筋肉が発達しすぎることに

よって神経を圧迫してしまう、なんていうこともあるのだそうです。

 

 

実は私も一時期坐骨神経痛かもしれない、という症状を抱えたことがあります。

この時は、特殊な靴を履いていたことが影響していたようでした。

マッサージなどに通っても改善は見られませんでしたが、その靴を履かなくなってから

いつの間にか治ってしまっていました^^;

 

このように、いつも使っているものを変えることで身体への負担のかかり方が変わり、

それが痛みや痺れなどとなって現れることがあります。

 

特に仕事に使うものである場合、使用時間が長時間・長期間に渡ることも少なくなく、

原因になっているものを出来るだけ除いていくことが症状の改善には必要になります。

 

この場合の原因になっているものは、

・きっかけとなった道具(机、椅子、靴など)

・道具の使い方

・身体の硬さ

です。

 

 

◾️坐骨神経痛の予防・改善法

 

✔️ 長時間の座位を避ける & 正しい座り方を身につける

 

  身体に負担がかかりにくい座り方をするためには、椅子や机の高さが重要です。

    座った時に、股関節・ひざ関節が90度になるように調整してください。

 

  高さが調整しにくい場合は、座面にクッションを敷いたり、足元に台を置など工夫を

    してみてください。ただし、座面が柔らかすぎるのもよくありませんので、自分の身体に

  合った負担のかかりにくいものを選んでください。背もたれは使わず、後ろを少し開けて

  座ります。天然のコルセットを意識して(お腹を引き締め、背筋を伸ばして)座ると、

  腰に負担がかかりにくいです。背もたれを使う場合は、お尻も背もたれに沿わせましょう。

 

 

✔️ 背中お尻のストレッチ

               

      デスクワーク中、腰やお尻は上半身の重みを支え続けてくれています。

  同じ姿勢を続けることで周辺の筋肉が硬くなり、時に神経を圧迫するこ

  ともあります。

 

  意識せずとも頑張っている身体を、時折いたわってあげることは大切で

  す。デスクワークの合間に、背中〜腰〜お尻のストレッチしてあげてく

  ださい^^

 

  左図のように椅子に座り、脚を組んで膝を倒します。

  背筋を伸ばして、息を吐きながら前屈します。

  背筋をばして行うことでお尻をしっかりストレッチできます。

                         

 

良い習慣づくりは、良い人生づくり!

 

少しずつを毎日続けて行きましょう^^